こんにちは、ミントです。
わたしは18歳から15年間、つい最近まで美容師をしていました。
美容師の仕事はとても魅力的な仕事だと思って続けていましたが、美容師という仕事から離れると違う世界が見えて、もっと早く転職を考えたりしておけばよかったなと思ったんですよね。
美容師は技術職で専門性が高いので、長く続けていると固執した考えになりやすく、なかなか転職しようかなという発想になりづらいんです。
そして「美容師しかしてこなかったし他の仕事なんてきっとできない」とズルズル先延ばしにしていく傾向にあるんですよね。
わたしは今、自分が美容師を辞めたからこそ、美容師から違う仕事への転職を考えている方へほかの仕事をするという選択肢もあるということを身をもって言い切れます。
それでも、美容師を続けてきたからこそ得られたものもあり、一概に早く転職したほうがいいと言い切れるものでもありません。
今回は、美容師を続けようか美容師の経験を生かして転職しようかと悩んでいる方にお伝えしたいことをまとめましたので、参考までに読んでみてくださいね。
美容師を辞めても生かせる仕事がある理由
『美容師=カットができる』というだけではありませんよ。
美容師を数年続けているだけで、そのほかにも自然と様々なスキルが身についているんです。
まず、美容師になるには国家資格が必要ですよね。専門学校や通信教育で学んだ座学や実技は一生ものになります。
そして、サロンに就職後はお客様に直接関わるようになり、シャンプー・カットの技術やパーマ・カラーなどの商材について専門的なことを学んでいきますよね。
普通の方では知り得ない情報を美容師だからこそ習得することができます。
お客様とのコミュニケーションも、現場で美容師をしているからこそ経験できることです。
もしも転職を考えるなら、美容師として学んできたことや習得してきた経験を生かしたいですよね。
美容師の経験は主に、以下の3つ内容が生かせます。
このような理由から、美容師を数年しているだけで日々の鍛錬により自然と身につけられていることが多々あります。
それでは、上記の3つのスキルを生かす仕事を具体的にご紹介しますね。
国家資格を生かす
美容師の国家資格は簡単に誰でも取得できる資格ではないので、あなたの貴重な財産ですよ。転職で生かさない手はないですね。
美容師の国家資格を取得していないと就けない仕事はいくつか存在するのですが、どうせこれから転職をするのなら、時代に合っていて将来を見据えた先の長い仕事のほうが良いに決まっています。
ですので、ここでは時代の流れ的に今後発展していくであろうおすすめの転職先をご紹介しますね。
①アイリスト(まつエク技術者)
アイリストはお客様の目に直接触れ、専用の薬剤を使用することから国家資格が必要なんです。
まつエクは年々需要が高まってきている美容ですよね。
最近はまつエク専門店がどんどん出店していたり、美容室の一角にまつエク施術をするスペースを設けるサロンも多く見かけるようになりました。
アイリストの仕事はとても繊細でお客様とのカウンセリングも必要なため、決してロボットに置き換えられる仕事ではありません。
アイリストは今後の需要の高まりと、人工知能によって奪われるという可能性は低いということから将来性のある仕事といえるでしょう。
②ウィッグスタイリスト
ウィッグスタイリストとは、様々な事情で髪の毛を失ってしまった方や、薄毛でお悩みの方のウィッグ販売&メンテナンスなどをする仕事です。
美容師の技術を活かすという面では美容室に勤める感覚と似ているかもしれませんが、ウイッグを扱う業界は母体がしっかりしている会社が多く、福利厚生の充実や業務時間が適正という面で労働環境が整っています。
時代背景から高齢者が増え続けることは明確で、それと同時に薄毛で悩む方も増えるため、今後もウッィッグスタイリストの需要は高まってくるでしょう。
③福祉美容・訪問美容
日本の高齢化は年々加速していくこから、福祉美容・訪問美容の注目度は高まってきています。
高齢化に備えて、国は様々な取り組みをして高齢者支援を行っていますよね。
国が将来に備えていろいろと働きかけをしていることから、福祉美容・訪問美容の将来性は明るいといえます。
これまで美容師として経験してきたことを生かして、訪問美容の道で独立・起業するということも可能ですよ。
専門知識を活かす
①脱毛技能士
美容師で培った美容の知識を脱毛サロンで活かすという手もあります。
今、美容業界では「脱毛ブーム」が起きています。
一昔前まで脱毛といえば若い女性がするものというイメージがありましたが、近年では幅広い年齢層、そしてメンズの脱毛サロンもたくさん見かけるようになりました。
男女問わない美容ブームは今後も衰えることはないと考えると、ムダ毛処理の脱毛の需要はなくならず、将来は明るいのではないでしょうか。
②メンズ美容
男性美容師はサロンでのキャリアに限界を感じると、独立といった道へ進む人が多いです。
ただ、変化の激しいこの時代に、美容室経営で独立するというのはリスクが高く感じます。
そこで最近目にするのが、メンズのトータルビューティーサロンですね。
最近の男性は若いうちから見た目に気を使い、女性並みに美容への投資をします。
時代の流れを考えると、今後もその勢いは衰えることはなさそうですね。
③美容フリーランス
ネット社会の現代は、美容師として得た知識・経験・ノウハウなど、自分が持っているものを個人で文字や動画により発信することができる時代です。
これからの時代を生きていく限り、ネットの社会が今後なくなることは考えられません。
生計を立てれるようになるまでには地道にコツコツと続けていく必要があるかもしれませんが、パソコン1台あれば可能性の広がる仕事の1つと言えるでしょう。
接客力を活かす
①美容メーカー
美容師として培った美容の専門知識と接客力を生かすのに持ってこいの職種がこの美容メーカーです。
似たような職種に美容ディーラーがありますが、美容ディーラーではなくメーカーの方がおすすめの理由があります。
最近では美容室の仕入れはコストカットの為、直接メーカーから仕入れていることもあります。
ネット上でやり取りできる時代ということもあり、よほど質の良い営業マンがいない限り、ディーラーの必要性が問われますよね。
そのため、メーカーへの転職のほうが先行き明るいと言えます。
②サービス業
「美容師からは転職したいけれど接客は好き」という方もいると思います。
人とかかわりながら相手のニーズを満たし対価をいただくサービス業は、やりがいを感じる仕事ですよね。
単純なサービスは今後AIにより奪われる時代になりますが、相手のニーズを汲み取り満足させるという感情のあるサービスは決してAIには代替えできないため、将来無くなることはないでしょう。
③営業職
基本的に美容師はサロンでお客様を待つ体制ですが、営業マンは外へ向かって自らを売りに行きます。
ノルマがあったり幅広い知識が必要になる大変な職種ですが、結果が全ての世界だからこそやりがいもあるのではないでしょうか。
美容師で培ったコミュニケーション能力を大いに発揮できそうですね。
美容師を辞めて転職するか続けるか
ご紹介した以外にも、美容師を辞めても生かせる仕事はたくさんあります。
ただ、先を見据えて将来性のある職種や、自分の中でやりがいを感じれる仕事でなければ長続きはしないでしょう。
わたしは、美容師を辞めて現在は在宅ワークををしています。
収入は減りましたが、美容師をしていた頃には得られなかった自由な時間を確保でき、心にゆとりができたことで、それなりに充実した日々を送れています。
美容師という仕事を続けたたらこそできることもありますが、様々な働きかたができるこの時代だからこそ、もっと早いうちに外の世界に目を向けていてもよかったと思うこともありますね。
美容師からの転職は難しくない
わたしの経験も踏まえて美容師からの転職についてお伝えしてみました。
美容師からの転職を考えている方は、自信をもって行動することをおすすめします。
今の時代、転職することは決して珍しいことではないですし、美容師は人材不足ということもあり必ず戻ることができます。
本当にやりたいことにチャレンジしない人生はもったいないですよね。
自分の将来を見つめ、あなたが少しでも後悔しない道を選ぶきっかけになれば幸いです。

