こんにちは、ミントです。
今回は美容師の年収について、わたしの経験をもとにお伝えします。
そもそも、美容師って賃金がめちゃくちゃ低いですよね。
よく「美容師は好きじゃないとできないよね~」って言われますが、本当にその通りです。
なんとなくで美容の専門学校へ行って、美容師の仕事を選んだ人というのは高確率で辞めていくことになります。
その理由としてわたしが思うのは、拘束時間の長さ、ハードな仕事内容に対しての賃金の低さですね。
美容師は思っている以上に大変な仕事で、割に合わないことが多すぎるのです。
最近では国が掲げる『働き方改革』の政策もあり、美容室のような一部の民間企業にまで長時間労働の解消は落とし込まれてきていますが、まだまだ美容師業界の職場環境は整っていないのが現状です。
このようなことも踏まえて、15年間美容室の会社勤務をしていたわたしの経験から、美容師の年収についてお伝えしていきますね。
美容師の年収はどこまで上がるのか
15年間同じ会社で美容師を続けていたら、どのくらいまで年収が上がるのかって気になるところですよね。
わたしの場合、直近の2年間は出産・育休・子育て勤務、そして退職という流れでしたので、この2年間は参考にしづらいと思うので省かさせていただきます。
結論から申し上げますと、フル勤務の店長で月収が30万円前後でしたので、年収が約360万円。これがわたしの美容師人生最大の年収でした。
店長以上の役職で、ディレクターや部長というポジションを望めばできる段階で、もちろんその分月収がプラス5万・10万・20万と上を目指せたのですが、社内でそこまで上り詰めている人というのは完全にプライベートを犠牲にしている状態です。
そこまで仕事に打ち込める人というのは、会社の中心人物になり年収をあげていくことができるのですが、わたしはそこに魅力を感じず、年収は最高360万円止まりでした。
ここでわたしが思ったことは、美容室の取締役以下の従業員は『働いた時間に比例して賃金になる』ということ。
つまり、いくら役職が上がり年収が増えたとしても、仕事をしている時間を考えて時給計算すれば、ディレクターや部長というポジションでも結局は労働時間がより長くなり国が定めている最低賃金以下にしかならないということです。
役職が上がって年収が上がるのは、プライベートの時間や休日を犠牲にして働く時間が更にのびるので当然のことですよね。
そこを理解したとき、美容室で働く会社員として、わたしが稼げる年収の限界がみえました。
美容師の年収を上げていくには
美容師は、会社に雇われている従業員という段階では年収を上げていくことに限界があります。
また、その年収の限界も割と早い段階でくることをわかっておいたほうがいいと思います。
厳しい業界ということも理解したうえで、それでも美容師として続けていきたいと考えるのなら、なおさら今後の美容師としてのキャリアを考えておくべきですよ。
そこで、美容師として年収を上げていくためには正直今はこれしかないんじゃないかという方法を2つ紹介します。
①美容師として独立し美容室の開業をする
1つ目の方法は、独立して自分の美容室を開業することです。
独立は初期費用や店舗維持など、経費は自分負担になってしまいますが、その代わりダイレクトに売上が自分の収入になります。
お客様を多く持っていればいるほどお金を稼げるようになりますので、うまくいけば会社員の人より遙かに年収は上がるでしょう。
②フリーランス美容師として面貸しサロンで働く
もう1つは、フリーランス美容師として面貸しサロンで働く方法です。
フリーランスの美容師は、面貸しサロンを利用して経費を最小限に押さえられつつ、売上が入ってくる仕組みになります。
現代的な美容師の新しい働き方で、今後ますます増えてくるのではないでしょうか。
美容師の年収は頑張り次第で上がっていく
美容師の年収をわたしの経験に基づいて紹介してきました。
前述した通り、雇われ美容師として働く場合、年収の上昇には限界があります。
もし会社員のまま年収を上げたいのなら、プライベートを捨てて役員になる方法しかないでしょう。
もちろん、美容師としての仕事のやりがいや、会社員として安定した収入を求めている人はそれでも問題ありません。
ただ、今回紹介したように美容師にはさまざまな働き方があるので、自分の将来としっかり向き合って、美容師としてのキャリアを築いていきましょう。

