こんにちは、ミントです。
わたしは地方の美容室で約15年間働いて、最終的には店長を務めていました(さらに上のディレクターをお願いされましたが、結婚や育児などの将来を見据えて断りました)。
美容師になるには国家資格でもある美容師免許が必要になります。
そして、その美容師免許を取得するには2つの方法があって、それが専門学校を卒業するか通信制度を利用するかです。
美容師免許は専門学校と通信どっちで取るのがおすすめ?
結論から言えば、わたしは通信をおすすめします。
なぜかといえば、実体験からも苦労したほうが辞めない傾向にあるからです。
ただ、こんな精神論だけだと誰も納得しないと思うので、その理由を深堀りしていきます。
美容師免許の取得は通信がおすすめの理由①費用
通信がおすすめの1つめの理由は、費用をかなり抑えられるからです。
美容専門学校の学費は約200~300万円と言われていて、ほかの分野の専門学校に比べても高いほうに分類されます。
対して通信過程は50~70万円ほどです。つまり、専門学校を卒業する4分の1程度の費用で美容師免許を取得することができます。
これなら頑張って自分でお金を用意して通うことも可能ですし、そのほうが気持ちの面で「やってやる!」と思えるのではないでしょうか。
美容師免許の取得は通信がおすすめの理由②資格取得までの期間
専門学校と通信では、資格取得までの期間も違いがあります。
専門学校は2年間通えば試験を受ける資格がもらえますが、通信の場合は3年経たなければ資格を受けることができません。
これだけだと早く資格を取れる専門学校のほうがいいように思えますが、裏を返せばプラス1年間猶予があるということです。
3年間きっちり勉強して、確実に資格取得を目指すことができます。
美容師免許の取得は通信がおすすめの理由③スタイリストデビューまで
資格取得は専門学校のほうが早いですが、だからといってすぐにスタイリストになれるわけではありません。
専門学校を卒業していようが、美容室では一番の下っ端です。タオルの洗濯やシャンプーなど、アシスタント業務を地道にこなしていくしかありません。
もちろん通信でもそれはいえることですが、ほとんどの人は美容室で働きながら通信制度を利用してます。
つまり、専門学校を卒業した同い年の人が入社したとき、通信制度を利用していた人はまる2年、実務経験をこなしているのです。
正直、この2年はめちゃくちゃ大きいです。実際わたしも、同い年の専門卒の人よりかなり早くスタイリストになることができました。
通信のデメリット
美容師免許取得は通信のほうが圧倒的におすすめですが、もちろん専門学校と比較してデメリットの部分もあります。
ここでは、通信のデメリットについて紹介します。
通信のデメリット①国家資格の勉強がハード
美容師免許は国家資格にもなるので、しっかりと勉強をしていないと受かることは難しいです。
そしてその勉強も、営業後や休みの日とかにするので結構ハードになります。
実技はサロンで営業できるのでそこまで問題ないのですが、わたしは勉強が苦手なのもあって筆記のほうがかなり大変でした。
通信のデメリット②給料が安い
これは美容室によって異なるかもしれませんが、基本的には専門卒に比べて給料が安いです。
ただし、通信だからといって出世できないとかは断じてありません。
事実、わたしは高卒で通信制度を利用して美容師免許を取得しましたが、最終的には店長になることができました。
美容師という仕事は、努力すれば給料も自ずと上がってくるものです。
美容師で成功するかは自分の腕と努力次第
結局、専門学校を出ていようが通信だろうが、美容師として出世できるかどうかはスタイリストになってからの腕とその人の努力次第です。
会社の評価もお客さんからの支持や数字の結果で決まります。
そう考えるとやはり、費用も抑えられて早めにスタイリストデビューできる通信が個人的にはおすすめです。
また、仮に辞める場合も、専門学校を卒業して「なんか違う」となって辞めるより、実際に働いてみて辞めたほうがお金も時間も得しますしね(笑)。
自分に合った方法で美容師免許を取得しよう!
専門学校を卒業しても通信で美容師免許を取得しても、技術的な面で特に大きな差はありません。
美容師は学歴とかは一切関係なく、「お客様やスタッフなどの人に好かれるか」「美容のセンスがあるか」が問われる職業です。
また、一度離脱しても免許さえ持っていればいつでも返り咲くことができます。
わたしは通信での取得を推しましたが、自分に合った方法で美容師になるのが一番です。
後悔しないためにも、しっかりと調べて素敵な美容師を目指しましょう!