辻村深月さんは数々の賞を受賞している日本を代表する作家で、数々の素敵な作品を世に出し続けています。
ここでは、そんな辻村深月さんの小説の中でも特におすすめできる10作品を紹介していきますので、辻村深月のどの小説を読めばいいのか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
辻村深月のおすすめ小説ランキング
第10位:ぼくのメジャースプーン
第10位は『ぼくのメジャースプーン』です。
不思議な能力を持つ「ぼく」とその周りを取り巻く友人や大人たちの推理小説です。
心無い大人のせいで心を硬く閉ざしてしまった「ふみちゃん」のために「ぼく」の復讐劇が始まります。純粋でまっすぐな「ぼく」を見ていると応援したくなりますよ。
「ぼく」を囲む大人たちはそれぞれ事情を抱えながらも愛と暖かさを持って「ぼく」に接していることが良く伝わります。
第9位:朝が来る
第9位は、テレビドラマ化もされたミステリー小説『朝が来る』です。
特別養子縁組制度という社会的に大きなテーマを持った物語になっています。
親子とは何なのか、血の繋がりと心の繋がりどちらが大事なのか、など改めて家族について考えるきっかけになるのではないでしょうか。
第8位:スロウハイツの神様
第8位は『スロウハイツの神様』です。
「スロウ・ハイツ」というアパートに住む住人たちの物語となっていて、上下と長編小説ですが、引き込まれる世界観なのですぐに読み終えることができるのではないでしょうか。
多くの伏線回収にも見応えがありますし、全てが繋がっていく爽快さに何度も読み返したくなる事間違いありません。
第7位:島はぼくらと
第7位は『島はぼくらと』です。
『島とぼくらと』は田舎の島に住む4人の高校生の青春小説で、それぞれが抱えている悩みをどうやって解決するのか考えていく姿を、多くの方がかっこいいと感じるのではないでしょうか。
爽やかでありながらもいろんな解決するために奔放する姿は大人にとっては眩しく見えるかもしれません。
第6位:かがみの孤城
第6位は『かがみの孤城』です。
『かがみの孤城』は、居場所をなくした子どもたちが生きていくため、居場所を見つけるための物語です。
勇気を貰える内容になっていて、生きていく場所は一つではないという大切なことを教えてくれる感動の小説です。ぜひ、一気読みをおすすめします。
第5位:本日は大安なり
第5位は『本日は大安なり』です。
『本日は大安なり』は、同日・同式場で結婚式をあげる4組のカップルにスポットを当てた連作短編のサスペンスコメディーです。
それぞれが個性的なカップルであることと同タイミングで色んな事件が発生することでとてもテンポよく読み進めることができます。
それぞれの事情を知ったうえで、結末がどうなっていくのか読み進めるのが楽しい1冊です。
第4位:冷たい校舎の時は止まる
第4位は『冷たい校舎の時は止まる』です。
『冷たい校舎の時は止まる』は、第31回メフィスト賞を受賞した推理長編小説です。また、辻村深月さんのデビュー作でもあります。
学園小説でありながら少しホラーの要素も入ったこの作品は、8人の生徒たちが中心になっており、各人の心理や状況描写が丁寧なのでハラハラしながら読み進めることができます。
たくさんのキャラクターがいるので、あなたのお気に入りのキャラが見つかるかもしれません。
第3位:子どもたちは夜と遊ぶ
第3位は『子どもたちは夜と遊ぶ』です。
『子どもたちは夜と遊ぶ』は、失踪した兄に会う為に殺人ゲームを進めていく少年・浅葱の物語です。
殺人ゲームにどきどきハラハラする推理長編小説ではありますが、恋愛要素も楽しめます。ラブストーリー部分の結末はとても切ないものでした。
この小説に出てくるキャラクターたちは、どれも個性的で憎めないキャラばかりです。そこも合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
第2位:ツナグ
第2位は『ツナグ』です。
死者と再開させてくれる使者・ツナグを取り巻く死者と生者たちの連作短編小説です。日本で映画化もされ、映画観客動員数も大変多く注目を浴びた作品となりました。
すでに亡くなってしまった人ともう一度会いたい、と願ったことがある人もいるのではないでしょうか。実際にその願いが叶った時、死者と生者の想いが繋がる感動の物語です。
第1位:鍵のない夢を見る
第1位は、第147回直木三十五賞受賞したことで話題にもなった『鍵のない夢を見る』です。
『鍵のない夢を見る』は、ごく普通の女性5人が起こしてしまった犯罪をテーマとした短編集で、人間の本性や心理を丁寧に描かれているため、とても考えさせられる小説になっています。
短編集ですし続きが気になるのであっという間に読み終わるのではないでしょうか。連続ドラマ化もしたおり、リアリティを感じることができるインパクトの強い物語です。
辻村深月の作品は物語に惹き込まれる作品だらけ
辻村深月さんの作品は、恋愛・ミステリー・サスペンスなど、様々なジャンルの作品があります。
どの作品も魅力満載で物語の世界観に惹き込まれるものばかりなので、自分の好きなジャンルから読み始めてもいいかもしれません。
その際は、今回紹介した作品から読んでみてはいかがでしょうか。
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