【伝え方が9割】「NO」を「YES」に変える魔法のコトバ!仕事でも使える簡単テクニックを要約

2022_0130読書

こんにちは、ライム(@limemint_6952)です。

今回は、コピーライター・佐々木圭一さん著の『伝え方が9割』をご紹介します。

超一流のコピーライターが紡ぐコトバだけあって、めちゃくちゃ勉強になる本でした。

人とのコミュニケーションが苦手な方やNOと言われない頼み方を知りたい方はぜひチェックしてみてください。

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伝え方の基本ルール

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まずは伝え方の基本ルール3つを紹介していきます。

実はこの3つの基本ルールがめちゃくちゃ大事で、これらをしっかりと理解して実践していけば「NO」を「YES」にする確率がグッと上がるでしょう。

①自分の頭の中をそのまま言葉にしない

まずは思ったことをそのまま口に出さないようにすることです。

もちろん、時と場合によってはど直球ストレートで言葉にしたほうが気持ちが伝わることもあります。

しかし、何も考えずに思ったことを口にするのはギャンブルのようなものです。

少しでも「NO」を「YES」にする確率を上げたいのなら、思ったことをそのまま言葉にしないよう心がけましょう。

②相手の頭の中を想像する

次に、相手の頭の中を想像してみましょう。

たとえば、あなたが今手いっぱいで同僚に自分の仕事を振りたいと考えているとします。

そしてどうすれば相手が気持ち良く仕事を手伝ってくれるのかを想像してみてください。

その人の年齢や性格など、自身が持っているその人の情報をフル活用していきましょう。

③相手のメリットと一致するお願いをつくる

相手の頭の中を想像したら、その人と自分のメリットが一致するお願い事を作ります。

たとえば、相手が自分より年下の後輩だとしましょう。後輩なので先輩から仕事を教わるのは願ってもないチャンスです。

そこで「この仕事なんだけど自分もサポートするからやってみない?」と提案します。この言葉には「仕事を手伝ってほしい」というものが含まれているのですが、この部分はあえて言いません。

相手は新しい仕事を覚えるメリット、自分は仕事を手伝ってもらえるメリット。お互いにWin-Winの関係ができあがっているので伝える必要はないのです。

イエスを切り出す切り口

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続いては、相手からイエスをもらえるための切り口についての解説です。

本書では7つ紹介されていますが、ここでは僕がより大事だと思った3つをご紹介します。

①嫌いなこと回避

イエスを引き出すには相手の好きなことを武器にするのも大事ですが、それと同じぐらいに嫌いなことを避けるというのも重要になってきます。

身近な例でいうと、「無断駐車禁止」という看板があったとしても構わずそこに駐車する人は一定数現れるでしょう。

しかし、「無断駐車禁止!見つけた場合はすぐに警察へ連絡します」といった言葉を付け加えるだけでかなりの抑止力になります。

こうすることで、あなたのお願い(駐車してほしくない)が相手へのメリット(警察に通報されない)に変わるのです。

②選択の自由

人というのは決断するのが苦手な生き物で、選択肢が多ければ多いほど不安やストレスを抱えてしまします。

なので、お願い事をする時はこちらから選択肢を用意してあげましょう。

例)
「この企画はどうしますか?」→×

「この企画はAとBどちらで進めますか?」→◯

③チームワーク化

集団心理をうまく活用してイエスを引き出す切り口がチームワーク化です。

人は元々集団で行動したくなる生き物なので、誰かがやっているのを見ると自身もやりたくなってきます。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という言葉が有名なのもこの心理が働くからです。

おもむろにあれをやれこれをやれと言われても動きたくなくなりますが、一緒にやろうと言われるだけで嫌なことでもやりたくなってきます。

心に響く強い言葉の作り方

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最後は心に響く強い言葉の作り方についての解説です。

本書では5つの方法が紹介されていますが、ここでは特に気になった2つの方法をご紹介します。

①ギャップ法

1つ目はギャップ法です。

人というのは本当にギャップに弱いですよね(笑)。

ギャップ法は伝えたいことの逆(言葉のギャップ)を使って強い言葉にする手法です。

ここで僕が大好きな漫画『BLEACH』の登場人物・藍染惣右介の有名な言葉を紹介します。

「あまり強い言葉を使うなよ⋯弱く見えるぞ」

この名言もまさにギャップ法を用いた言葉になります。

「弱い」という言葉を強調するために「強い」というワードを使うことで、より一層相手が弱く見えますよね。

②クライマックス法

もう1つはクライマックス法です。

あなたは学校での集会や長い会議中でついうたた寝をしてしまった経験はありませんか?

人の集中力には限度があるので、長時間集中力を保つことができません。

しかし、そんな中でも「これが一番重要なのですが」「ここだけの話しですけど」といった枕詞があるだけで一気にスイッチが入ります。

クライマックス法は誰でも簡単に使えるテクニックなので、ぜひ実践してみてください。

まんがでわかる伝え方が9割

『伝え方が9割』は現在、まんが版も出版されています。

僕もまんが版を読んでみましたが、非常にわかりやすくてすらすら読めました。

普段本を読まない方や気軽に読みたい方におすすめです。

「NO」を「YES」に変えて人生をより豊かに

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『伝え方が9割』について解説してきましたがいかがだったでしょうか。

正直、一朝一夕で手に入るテクニックではないので習得するまでにはそれなりに時間がかかると思います。

はじめての料理をする時でも、まずレシピ本を熟読して徐々に何も見なくても調理できるようになりますよね。

それと同じで伝え方についても最初から完璧である必要はないんです。

少しずつ習得していって「NO」を「YES」に変えていきましょう!

本書では今回紹介したテクニック以外にもたくさんの技術を教えてくれるので、気になる方はぜひ読んでみてください!