人の心理は行動や態度に顕著にあらわれると言われています。
友達や好きな人、会社の先輩や上司など、相手がどんなことを考えているのかを知るためには、まず相手の行動を観察しましょう。
言葉以外で相手の心理を読み解くには、「バーバルコミュニケーション(言語コミュニケーション)」ではなく「ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)」が重要になってきます。
今回は、ノンバーバルコミュニケーションに着目して、相手の行動や態度から心情を読み取る方法を紹介していきます。
ノンバーバルコミュニケーションとは?
ノンバーバルコミュニケーションとはその名の通り「非言語コミュニケーション」のことを指します。
コミュニケーションと聞くと誰かと会話をしている姿を想像する人が多いと思いますが、人は言葉のほかにも、顔の表情や声、手足の動きなど、会話以外でも十分にコミュニケーションが取れる生き物です。
そして、ノンバーバルコミュニケーションを駆使すれば、会話をせずとも相手の心をある程度知ることができるのです。
人は見た目で判断される?
アメリカの心理学者「アルバート・メラビアン」が提唱した「メラビアンの法則」によると、伝える側が相手に与える印象は、言語によるバーバルコミュニケーションがたったの7%で、残りの93%が視覚や聴覚などの見た目からくると言われています。
もちろん見た目がすべてだというわけではありませんが、人の印象は見た目からくるものが大きな影響を与えていることは間違いないでしょう。
声の大きさやトーンで印象が変わる?
取引先の相手や電話対応してくれた受付の人など、実際に会ったことはないけれど声だけは聞いたことがある人はいませんか?
そして、電話の向こうから聞こえてくる声だけで「この人はどんな人なんだろう?」と勝手にイメージしたりしたことはありませんか?
人は、相手の声の大きさやトーン、話し方などで、その人の性格や雰囲気、さらには外見までも想像してしまうものです。そして、実際に会ってみると案外その通りの人物だったりもします。
例えば、明朗とした声ならエネルギッシュで社交的、話すスピードが早ければせっかちだったり生き生きしたイメージを持たれやすいです。
行動や態度で分かる相手の心理
人の心は行動や態度に顕われると言われています。
例えば、気になる人と対面して座っている際、相手が腕組みをしていたらそれは自己防衛のサインです。おそらく、相手の人はまだあなたに気を許していないと言えるでしょう。また、脚を固く組んでいた場合でも同様のことが言えます。
ほかにも、髪や顔を頻繁に触っている人は不安を抱えていたり緊張している可能性が高いです。相手からの信頼感を高めるためにも、リラックスできる雰囲気を作ってあげましょう。
相手のしぐさに注目して心を読み解こう!
人の行動や態度による、その時の心の動きを紹介してきました。
人は無意識のうちに自分の心を態度によって示しています。
相手の心理を知りたいのなら、まずは相手のしぐさに着目することです。
慣れてくると「この人は今こんな考えなんだ」というのが分かってきて、人間関係が簡略化されますよ。