人が人を好きになるのはなぜ?心理学を使って恋愛マスターに!

2019_0922 サムネ 心理学

多くの方が、一度くらいは誰かを好きになったりしたことがあるのではないでしょうか。

人が生きていく際の大事な欲求として、代表的なものに「三大欲求」があげられます。食欲・睡眠欲・性欲ですね。そして、これらの欲求を生理的欲求といいます。

生理的欲求が満たされると、今度は身の安全などを確保する安全欲求を満たしたいと考えます。ここまでが体の欲求です。

そして、体の欲求が満たされると、次は所属欲求承認欲求などの心の欲求を満たすように行動します。心の欲求には、もちろん恋愛も含まれます。

つまり人は、最低限の欲求が満たされると、本能で恋愛をする生き物なのです。

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人が人を好きになるのはどんな時?

人が恋愛をしたくなる仕組みは理解できたでしょうか?

では次に、人が人を好きになるのはどんな時なのか。これについて深掘りしていきます。

人が誰かを好きになる時、そこには対人魅力が大きく関わってきます。

対人魅力には4つの要因があると言われていて、その人に対しての好き・嫌いの気持ちに大きな影響を及ぼします。

①類似性

人は、自分と似たような相手に魅力を感じます。

同じ趣味や嗜好を持つ人、同じような学歴を持つ人、同じ学校や職場の人など、価値観や社会的地位が一緒の人に好意を抱きやすいのです。

②返報性

好きでも嫌いでもない相手だったけど、頻繁に好意を示されるとその人のことが気になり始める、といった経験はありませんか?

これは好意の返報性とも言われ、好意を示してくれた相手には自分もお返しをしてあげないと、といった心理が働いているからです。

③環境要因

よく話す人や目にする人など、自分に近い人には親近感が湧きやすいです。

心理学用語では単純接触効果と言われていて、くり返し接すれば接するほど相手に好意を抱きやすくなります。

同じ学校や会社の人を好きになったり、いつも電車やバスで顔を合わせる人が気になったりするのは、この効果が働いているからです。

④個人の特性

ルックスが良い、人よりも勉強ができる、誰よりも優しいといった、その人が持つ秀でた特徴も対人魅力の1つです。

特に外見は一目惚れという言葉がある通り、相手への印象に大きな影響を及ぼします。

見た目や社会的地位の高い人がモテる理由

見た目や社会的地位が高い人がモテるのはなぜだと思いますか?

もちろん、「イケメンだから」「お金をたくさん持っているから」といった理由もありますが、それだけではありません。

もしかすると、イケメンでもフリーター、高所得者なのにマザコン、といった可能性だってあるでしょう。

しかしそれでも、イケメンや高所得者の人はモテます。これは、ハロー効果が働いているからです。

ハロー効果とは、その人が持つ秀でた特徴から、すべてにおいて優れていると思ってしまうことを言います。

イケメンや高所得者は、欠点があっても、ハロー効果によって素晴らしい人という印象が変わりにくいのです。

ハロー効果は恋愛以外にも用いる場面が多く、たとえば、洗剤のCMに爽やかな俳優やアイドルを起用したり、本の帯に「〇〇さんもおすすめ!」といった文を入れるのも、ハロー効果を使ったマーケティング手法の1つです。

恋愛には心理学がよく使われている

人が好きになる理由を心理学用語を使って紹介してきました。

恋愛には心理学がつきものです。

恋愛で使える心理学を知っておけば、好きな人とうまくいく可能性をグッと上げることができます。

心理学を用いて、気になる相手との距離を縮めてみてはいかがでしょうか。