人はどうして人を好きになる?恋愛心理学からその理由を徹底解明!

2019_0727 サムネ 心理学

「人はどうして人を好きになるのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

その答えは単純で、そもそも人は人を好きになるようにできています。

人が生きていく上での最低限の欲求は、食欲・睡眠欲・性欲の3つです(三大欲求)。

しかし、この欲求がすべて満たされた時、人は次なる欲求を求めるようになります。

それが身の安全を確立したいという安全欲求です。

そして、三大欲求や安全欲求が十分に満たされた後に生まれると言われるのが、愛情や友情といった所属欲求になります。

つまり、極端に言うなれば、人は人を好きになるように元々できているのです。

それでは、人はどんな場面で最も人を好きになりやすいのでしょうか。

この先は、人と恋愛との因果関係をもう少し深く解説していきます。

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人が人を好きになる瞬間とは?

人が人を好きになる理由はいくつかあります。

ここでは、その代表的な要因をいくつか紹介していきます。

①生理的覚醒

1つ目は生理的覚醒です。

人は恐怖や不安を感じた時に、誰かと一緒にいたいと思ってしまう生き物です。

そして、そんな時に一緒に過ごした相手とは恐怖や不安を共有したという事実が残り、その相手に対しては心を開いてもいいかな、もっと一緒にいたいな、といった感情が生まれます。

②環境要因

2つ目は環境要因です。

初めは相手のことをまったく意識していなかったのに、同じクラスや同じ職場の人をいつの間にか好きになっていた、ということがありませんか?

これは毎日同じ空間や環境を共に過ごすことで、相手のことを無意識に意識してしまっているからなのです。

単純接触効果とも言われていますね。

③外見や性格などの個人の特性

3つ目は個人の特性です。

「イケメンや可愛い子が好き」「優しくて思いやりのある人が好き」「お金持ちが好き」といった、相手の容姿や性格、経済力などを好きな人に求める基準として設けている人も多いのではないでしょうか。

こういったものが個人的な特性の部類になり、特に容姿、つまり一目惚れなどを経験した方も多いはずです。

④類似性

同じ趣味や目標を持っている人に惹かれていく経験はありませんか?

それが4つ目の類似性です。

これには同じ学校や会社なども含まれます。

同じ目標や趣味を共有することで関係性がより強固なものになり、いつの間にか相手のことを好きになっているのです。

人が浮気するのはなぜ?

せっかく愛する人を見つけても、ちょっとした出来心で浮気をしてしまう人もいます。

人はなぜよくないこととわかりながらも浮気をしてしまうのでしょうか。

一番の理由が性的欲求を満たすためなのは言うまでもありません。

しかし、あるアメリカの心理学者が行った調査によると、女性の場合の浮気は性的な欲求よりも「自尊心を高めるため」「いい人間関係を築くため」といった、ほかの観点に目を向けた人が多くいたとの結果が出ているのです。

浮気や不倫といったネガティブなイメージの中にも、自分なりのメリットを見出せているのが女性の強いところかもしれません。

「男の浮気は体の浮気、女の浮気は心の浮気」と言われていますが、まさに男は体(性的欲求のため)、女は心(自分の価値のため)といったところでしょうか。

人が人を好きなるのは当然のこと!

心理学的に人が人を好きになる理由をまとめました。

人が人を好きになることは当然で必然のことだと言えます。

そして、その中には心理学的要素が必ず含まれています。

人が人を好きになる仕組みを理解して、自分自身の恋愛のプラスにしていきましょう。