こんにちは、ミントです。
子を持つ親たちが未来について考え、学び、予想をし、我が子にこれからの時代を生き抜くための力を身につけさせることは、決して押し付けではなく親としての責任だとわたしは思っています。
子供は自然と育つもの…と、自然に任せた子育てを親がしていたとしたら、この先に待っているAI時代で子供が困ることになるのは火を見るよりも明らかです。
今後、AIやテクノロジーの進化により、現在の仕事の60%がなくなるであろうと言われています。
わたしたち親世代が経験してこなかった未知の世界がこの先待っていて、今の子供たちはその世界を生きていかなければならないのです。
つまり、一昔前の子育てや教育が現代でも同じように通用するという考えでは、確実に時代に置いていかれてしまいます。
現代の子育ての問題は?
戦後の日本では『産めや増やせや』という多産プランが国から提唱されていました。
これは夫婦の出生数を平均5〜6人にするというプランで、より多くの子を持つことで国からの恩恵が得られるのです。
とにかく多くの子を産み増やすことが、将来の日本社会を作り上げていく力になるであろうという考えを国が進め、その後、バブル経済も生み出しました。
『産めや増やせや』時代の子育てには、幼児教育という言葉を耳にすることはほぼ無かったでしょう。
極端な例を出しましたが、こんな風にこれからも時代は変化し、その時々での価値観や常識なども変化していくことは間違いありません。
そして、その変化のスピードが目まぐるしいほどに速いのです。
親はそのことをよく考えて、しっかり我が子を見つめて向き合う必要があります。
これからの子育ては、子供の個性を生かしてあげられる環境を整えたり、身につけさせるべき力を判断して、ある程度のレールを引いてあげることが大切なのです。
AIの進化
人間の平均的なIQは100と言われていますが、2016年のIQテストでは、AIのIQは47だったそうです。これは人間の6歳児のスコアとほぼ同レベルになります。
これを聞くと「え?AIって大したことなくね?」と思うかもしれませんが、AIは今現在も驚くべきスピードで進化し続けていて、あっという間に人間を追い抜いていくことでしょう。
そしてこの人工知能の進化により、自動運転の車・スマートフォン・AI家電・ゲームソフト・医療ロボットなど、様々なものがわたしたちの生活に身近なものとなってきています。
まさに時代は、AI社会に突入してきているのです。
AIに子育ては無理?今のAIにできないこと
近い将来、AIに仕事を奪われると多くの人が危惧しています。
ですが、現在のテクノロジーでは、少なくともわたしたちやわたしたちの子の世代が生きている間は、AIにもできないであろうことがまだまだあるのです。
感情的な部分
まず、コンピュータは計算機ですので感情などはありません。
現在は、スマートフォンで何でも検索すれば答えを導き出してくれるので、AIはあたかもわたしたちの言葉の意味を理解してるのだと勘違いしてしまいがちです。
しかし、基本的には足し算や掛け算などの数式で出来ており、入力に応じて計算し答えを算出してます。
先ほど、AIのIQは6歳の人間と同じくらいだと言いましたが、感情や世間の常識など、計算ではどうにもできないことはたくさんあり、AIにそれらの解決は不可能なのです。
つまり現在のテクノロジーでは、AIよりも人間の6歳の方がそれまで生きてきて経験したものを感じる力や、常識の中で考えて行動するという臨機応変な対応ができると言えます。
そして、AIでも決して代替えできない「対人能力」を子供に身に付けさせてあげれば、この先のAI時代でも必ず大きな武器になるはずです。
子育て
AIでは子供を産むこともできませんし、同じく子育てをすることもできません。
しかし、だからといってAIに頼らず子育てをするのはナンセンスです。それでは100年前の子育てと何ら変わりません。
AIに子育ては無理ですが、AIと一緒に子育てをすることはできます。
例えば、最近では赤ちゃんの泣き声や顔で、その子がなぜ泣いているのか、何を求めているのかなど、泣き声診断アルゴリズムのサービスを提供しているアプリなんかもあります。
子育てというのは、「AIと共存する」という言葉を具現化したものと言えるかもしれません。
これからの時代に本当に必要とされる能力
最近、『二十一世紀型スキル』という言葉をよく耳にします。これは、この先必要とされる重要なスキルです。
将来、現在ある仕事の60%がAIに代替されると言われています。
そのため、これからの時代を今の子供たちが生き抜くために、AIには出来ない仕事を人間が生み出していかなければならないのです。
しかし、現在の日本の中高生の文章の読解力は致命的と言われています。
文章の読解力こそAIにはできない事なのに、同じように人間もそれらが苦手だということは危機感を感じなければなりません。
人間がAIと同レベルの仕事しかできないとなれば、効率性や正確性によりAIの方が選ばれてしまい多くの失業者や低賃金労働者が世界に溢れていきます。
『二十一世紀型スキル』の中でも、子供の幼児期にしか身につけられないスキルもあります。
こういったこれからの子供に必要な力については、今後も少しずつこのブログで紹介していくつもりです。
これからの子育ては常識という固定観念を捨てる
これからますます時代の変化は加速していくことでしょう。今日通用した常識が明日には使えなくなる時代です。
数学で解決できることを頭の良い数学者たちは日々研究しているでしょうし、それに合わせてテクノロジーもどんどん進化していきます。
この先、何となく子育てをしていくのと、時代に合わせて子育てに取り組むのとでは雲泥の差が出てくることでしょう。
わたし自身もまだまだ勉強中でいろいろ模索中ですが、わたしのようにこれから子供をどのように育てていこう?とお悩みの方へ、これからも有益な情報を提供していきます。