人は行動する際、そこに必ず何かしらの心理が働いています。
人の心を読み解くのは簡単なことではありませんが、心理学を学べばそれも決して難しいことではないのです。
僕自身、心理学については素人に毛が生えた程度ですので大きいことは言えませんが、それでも心理学を学んだことでよりスムーズに良い人間関係を構築することができるようになりました。
人の心理を理解し行動パターンをある程度予測することができれば、ビジネスの場や学習、恋愛の場面において、より効率よく進めることができるのです。
「でも、心理学って結構難しいんじゃない?」と思っている方も安心してください。心理学用語を少し知っているだけでも大丈夫です。
今回は、心理学のことをあまり知らない人でもわかる簡単な心理学用語を紹介していきます。
覚えておけば人生に役立つ心理学用語
好意の返報性
好きな相手でなくても「好き」といった好意を示されると、こちら側もそういったお返しをしなければいけないと考えてしまう法則です。
やり過ぎは禁物ですが、好きな人へアプローチする際は「好意の返報性」を利用するとうまくいくかもしれません。
ジャネーの法則
人間の心理的な時間経過の早さは、歳を重ねるごとに早く感じるというものです。多くの方が、大人になるにつれて時間の経過を早く感じるようになってはいませんか?
ちなみに、50歳と5歳とでは、時間の経過の感じ方が10倍違うとも言われています。マジか。
集団心理
集団の中にいると合理的な思考力が低下して、よくないことでも周りがやっているしいいかな、と正しい判断ができなくなったりすることを言います。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」といった表現もこれに当てまりますし、最近では、渋谷のハチ公前の喫煙所が失くなっても多くの人がそこでタバコを吸い続けるのも集団心理が働いているからです。
松竹梅方式
人は何かの選択に迷った時、極端な選択を避けて真ん中の「竹」を選びやすいというものです。
大事な選択を迫る際は3つぐらい選択肢を与えて、選んでもらいたいものを真ん中にするといいかもしれません。
初頭効果
最初に抱いた印象がずっと残り続けて、後にインプットされた情報に影響を及ぼす現象です。
第一印象が悪い人は、いつまで経ってもその悪い印象が頭に残ってしまいます。第一印象はなるべく悪い印象を持たれないように注意しましょう。
単純接触効果
何度も繰り返し接することで、その人に対する印象が良くなっていく現象です。
学校のクラスメイトや会社の同僚を好きになりやすかったり、毎日同じ電車で見かける異性が気になったりするのはこの効果が働いているからでしょう。
吊り橋効果
吊り橋のような恐怖心をあおられる場所に一緒にいることで、ドキドキとした感情を帰属錯誤して相手に好意を抱きやすいというものです。
お化け屋敷も同じような効果が得られるので、落としたい異性がいるのなら恐怖心を共有すればうまくいく可能性が上がるかもしれません。
端数効果
商品価格を8や80といった末尾にすることで、お得感を演出して購買意欲を向上させるといったビジネスで使える心理学です。
10,000円のものより9,800円のもののほうが圧倒的にお得に感じるのは「端数効果」によるものになります。
バーナム効果
誰にでも当てはまるようなことを、あたかも自分にだけ当てはまるものだと感じてしまう現象のことです。
血液型占いや性格占いなどは典型的な「バーナム効果」の例で、科学的根拠はまったくないとされています。
フット・イン・ザ・ドア・テクニック
交渉術の1つで、相手にお願い事をする際、最初は本題とは違う簡単な願い事をして、徐々に要求するレベルを上げて断りづらくさせるというものです。
「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」はビジネスの場で非常に使えるので、覚えておいて損はないでしょう。
ミラーリング効果(同調効果)
相手と同じような行動や表情をすることで、相手から好意を抱いてもらうという心理テクニックです。
恋愛の場面などで活用できるテクニックで、相手が笑ったら笑う、飲み物を飲んだらこちらも飲む、といった行動をすれば、落とせる可能性が高くなるかもしれません。
ランチョン・テクニック
素敵なレストランで美味しいものを食べながら交渉をすれば、相手がこちらの要望を聞き入れやすくなるというものです。
好きな人とのデートや大事な商談の際は、成功率を高めるためにも美味しい食事とともにするといいでしょう。
覚えた心理学を普段の生活に活かそう!
日常で使える簡単な心理学を紹介してきました。
心理学は恋愛や仕事など、ありとあらゆる場面で使うことができます。
今回紹介した心理学はどれも簡単なもので、心理学初心者の方でも明日から使えるものばかりです。
早速、覚えた心理学を明日から駆使して、より良い人間関係を構築していきましょう。