こんにちは、ミントです。
子育てをされている方なら聞いたことがあると思います。「魔の2歳児」という言葉。
この2歳児の子供たちにみられる「イヤイヤ期」は世界共通で、世の中の2歳児をもつお父さん・お母さんは日々振り回されていることでしょう。
わたしも、そのひとりです。
どうしても感情的に怒ってしまう場面が多かったわたしですが、ある本を読み自分の言動を変えるだけで、子供はこんなにも言葉や物事を理解できるんだと考えさせられました。
その本というのが『自己肯定感を高める最強の子育て』です。
今回は、そんな『自己肯定感を高める最強の子育て』を読んで私が学んだことを紹介していきます。
そしてこの記事が、「魔の2歳児」に手を焼いているお父さん・お母さんの子育ての参考になれば嬉しいです。
子供の正しい叱り方とは
「叱る」と「怒る」を区別する
まず、「叱る」と「怒る」は別ものなんですよね。
親として子供のためにすべき行為は前者の「叱る」ですよね。
怒ることで子供の良くない行動を指摘しても子供には伝わりません。
これは大人でも同じことが言えるので、相手が子供であればおさらですね。
親が自分本位の怒りの感情で伝えても意味がないどころか、子供に与えるのは「自分はダメな子なんだ」というマイナスな自己イメージが染みついてしまうだけです。
自分ではしつけのために叱っているつもりだけど、よく考えてみると自分の怒りの感情をそのまま子供にぶつけてしまっていないかと、日頃の叱り方を見直してみてください。
これからの時代、絶対的に必要な子供の自己肯定感をそぎ取るような叱り方をしないように注意しましょう。
「怒り」の感情を理解する
「叱る」と「怒る」の違いを理解したところで、怒るにつながる「怒り」の感情に振り回されないようにすることが、子供に正しい叱り方ができる秘訣です。
子育てでいちばん厄介なのが「怒り」の感情なので、この「怒り」について理解しておくことは子育てをしていく上でかなり重要です。
「怒り」というのは二重構造になっています。
実は「怒り」という感情が表に出るまでには、それ以前に「悲しい」「寂しい」「心配」「不安」などの感情が根底にあり、相反する感情が二重構造になっているんですね。
例として、買い物中に子供が走り回る、ご飯を準備したのに食べてくれない、などの行動を子供がしたとき、親として怒る場面があるかと思います。
ですが、そもそも親の第一感情は『走り回って子供が危ない目に合わないか心配…』『子供がご飯を食べないと栄養がとれず免疫力が下がるかも…』というような、子供のことを気にかけているからこそ不安になり、その感情が「怒り」となって表にでてきます。
この子供に対する「怒り」の感情の裏には、親心として子供に向けての「心配」「不安」の感情があるんだということを知っておくことで、子供への接し方が劇的に変わってくるのです。
子供が言うことを聞いてくれる叱り方とは
自分(親)がどういう感情なのかを伝える
子供というのはお父さん・お母さんのことが大好きです。
大好きな、お父さん・お母さんを悲しませることはしたくありません。
親側の本当の気持ち(第一感情)を伝えることで、子供は自分自身の行動がお父さん・お母さんを悲しませたり、不安にさせてると気づきます。
ここはきちんと親からの言葉で伝えなければ伝わりません。
2歳児でもしっかりと目を見て言葉で伝えることで、大人が思っている以上に話を理解します。
怒りの感情が出てきたときにはそのままを子供へぶつけるのではなく、「走り回ると、お母さんは○○くんが見えなくなって、心配になる」「○○くんがご飯をたべないと、元気がなくなっちゃうから、お母さんは悲しい」など、そもそもの第一感情を伝えてみてください。
これはわたしもびっくりしているのですが、言い続けることで子供はしてほしくないこと、してはいけないことをあまりしなくなります。
叱るのは行動のみで人格・性格を否定しない
子供を叱るときは長々と叱るのではなく、その時してはいけない・してほしくなかった行動のみを注意することです。
そして時間は1分以内。
それ以上の時間をかけても子供の脳に言葉は入ってこないので無意味です。
叱るときにとても重要なこと。
それは、子供の脳と心の成長において人格・性格を否定するような叱り方は絶対に口にしてはいけません。
むしろ子供の人格や性格などの個性は尊重すべきことなのです。
つい怒りの感情に任せて子供の個性を否定するということは、大人が思っている以上に子供の心に傷を負わせます。
そしてそれが積み重なると子供は「どうせ自分なんか…」というマイナスな自己イメージを作り上げてしまうのです。
親の言葉かけ次第で、短所も長所へと変化していきます。
親として、子供自身の自尊感情・自己肯定感を養うような叱り方をしたいですよね。
叱るときはその時の行動のみということを覚えておきましょう。
叱り方を意識するだけで子育てが楽になる
わたし自身、「イヤイヤ期」は個人差はあったとしても、誰もが多かれ少なかれ通る道と認識はしてました。
ですが、心構えはしていたもののさすがに毎日「イヤだ、イヤだ」と大泣きされる日々で疲れ果てていたんですよね。
「イヤイヤ期」は始まりがあって終わりもくると聞いていたので、「イヤだ、イヤだ」という2歳半の息子を基本的には受け入れる姿勢でしたが、こちらが限界になると怒鳴っては自己嫌悪…ということも結構多かったです。
そんな日々で悩んでいたとき、本で得た知識はわたしの子育てを少し楽にしてくれました。
子供に伝わる「正しい叱り方」を実践していくことで、子供目線に立って物事を考えられるようになり、子育ての面白さも感じれるようになりましたね。
やっぱり、子育ても勉強が必要なんですね。
まとめ
わたしは『自己肯定感を高める最強の子育て』を読んで、「イヤイヤ期」の子供への関わり方を親がちょっと意識するだけで子供の行動に変化がみられることを実感しました。
様々な子育ての本の中でも言われていることですが、3歳までは「叱る」しつけは必要なく、こうするんだよということを教えるスタンスでいいといわれています。
こちらに余裕のないときにはつい自分本位で感情的に怒ってしまうこともありますが、やはり「怒り」の感情から「叱る」ということはなるべく減らしていきたいものですね。