こんにちは、ライムです。
年間100冊以上読む僕がもっとも好きな小説家が伊坂幸太郎さんです。
伊坂幸太郎さんの小説は、独特な世界観や言葉選びで我々読者を魅了してくれます。
今回は、僕が大好きな小説家の一人、伊坂幸太郎さんの小説をランキング形式で紹介していきます。
また、現在出版されている中の最新作情報も紹介していくので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
伊坂幸太郎の最新作は『逆ソクラテス』
敵は、先入観。
世界をひっくり返せ!伊坂幸太郎史上、最高の読後感。
デビュー20年目の真っ向勝負!逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」
足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」
最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」
ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」――書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。【逆ソクラテス/伊坂幸太郎】
『逆ソクラテス』は、伊坂幸太郎さん特有のいくつかの短編で構成されている作品です。
本作は5つの短編で構成されていて、各作品が少しずつリンクしていく感じが読み進めていくうちに絶妙な興奮をもたらしてくれます。
伊坂ワールドにどっぷり浸かりたい方にはめちゃくちゃおすすめできる小説です。
伊坂幸太郎のおすすめ小説ランキングTOP6!
第6位:アヒルと鴨のコインロッカー
大学入学のため引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。標的は――たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ! 四散した断片が描き出す物語の全体像とは?
【アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎】
第6位は『アヒルと鴨のコインロッカー』です。
物語は、大学進学のために引っ越してきた椎名(現在)と、ペットショップで働く琴美(2年前)の目線が並走して進行していきます。
ラストにかける伏線回収からの大どんでん返しは凄まじく、初見の時は「え?嘘でしょ!?」と、衝撃を受けたのを今でも覚えています。
伊坂ワールド満載の、読了後に満足感を覚えること間違いなしの作品です。
第5位:キャプテンサンダーボルト
人生に大逆転はあるのか?
小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。
二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、
それぞれの人生を賭けて、世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29と、
公開中止になった幻の映画。そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。
すべての謎に答えが出たとき、動き始めたものとは――【キャプテンサンダーボルト/阿部和重・伊坂幸太郎】
第5位は『キャプテンサンダーボルト』です。
物語の主人公は2人いて、夢も目標も持たずだらだらと毎日を過ごす相葉と、妻子のために一生懸命に働くサラリーマンの井ノ原。
立場も性格も正反対の2人ですが、実はこの2人、小学生時代は同じ野球チームに所属していました。
そんな2人がひょんなことから再開し、そして、世界を揺るがす大事件に巻き込まれていきます。果たして2人は世界を救う「ヒーロー」になれるのでしょうか。
この作品は伊坂幸太郎さんと阿部和重さんの共同合作になっていて、前後編に別れている大作になっています。
その分、読み応えは抜群で、読了後はなんとも言えない達成感を感じさせてくれるでしょう。
第4位:チルドレン
「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々――。何気ない日常に起こった5つの物語が、1つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。
【チルドレン/伊坂幸太郎】
第4位は『チルドレン』です。
独自の正義感を振りかざす、家庭調査官の「陣内」。彼を中心として、それを取り巻く人たちによる小さな奇跡が心温まります。
内容は短編小説集になっていて、伊坂幸太郎さんらしい作品になっています。内容もスラスラ読めるようになっていますから、初心者にもおすすめできる作品です。
ちなみ僕は、この作品にでてくる「陣内」が大好きです。
第3位:砂漠
仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。麻雀に勤(いそ)しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡で出来ていた――。
【砂漠/伊坂幸太郎】
第3位は『砂漠』です。
仙台市内の大学に進学した「北村」は、「鳥井」「南」「東堂」「西嶋」といった一癖も二癖もある学生と出会います。
何事にも冷めていた「北村」の人生は、この出会いによって大きく変わっていくのです。
『砂漠』は伊坂幸太郎さんの代表作の1つで、伊坂幸太郎を語るには欠かせない作品の1つでしょう。
この作品の読了後は、学生時代の日々を思い返しますし、現在大学生の方にもぜひ読んでほしい作品になっています。
第2位:ゴールデンスランバー
仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?
【ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎】
第2位は『ゴールデンスランバー』です。
どこにでもいる青年「青柳雅春」は、ある日、大統領暗殺の犯人として指名手配されることになり、まったくもって身に覚えのない青柳は逃亡することを決意します。
どうして青柳は犯人に仕立て上げられたのか?巨大な組織の裏にある陰謀とは?元恋人や上司、そして殺人犯の協力の元、青柳は無事に逃げ切ることができるのでしょうか?
『ゴールデンスランバー』は、堺雅人さん主演で映画化されたことでも有名です。
個人的には実写映画も満足できる内容だったので、小説を読んだ後は映画を観てみることもおすすめします。
第1位:アイネクライネナハトムジーク
妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。
【アイネクライネナハトムジーク/伊坂幸太郎】
第1位は『アイネクライネナハトムジーク』です。
『アイネクライネナハトムジーク』は、伊坂さんの作品としては大変珍しい「恋愛」がテーマになっています。
いくつかの短編集になっていて、物語の1つ1つが絡み合って繋がるさまはまさに伊坂ワールドと言えるでしょう。
僕はこの作品、10回は読み直してます(笑)。でもそのくらい面白い作品ですし、伊坂さんの作品を読んだことがない人にまずおすすめするのはこの作品ですね。
たくさんの登場人物が織りなすほんわかする物語になっていて、人と人との繋がりや、毎日ある小さな奇跡に気づかされるような作品になっています。
⇒祝映画化!伊坂幸太郎の「アイネクライネナハトムジーク」を読んだ感想
伊坂ワールドにどっぷりと浸かろう!
伊坂幸太郎さんの、本当におすすめできる作品ベスト6を紹介しました。
伊坂さんの作品は、独特の世界観や言葉選びを楽しむことができますし、何より登場人物の多くが個性的でたくさんの魅力に溢れています。
今回紹介しきれなかった他の作品も面白いものばかりなので、別の機会にでもまた紹介していきたいですね。
伊坂さんの作品を読んだことがないという方は、ぜひ今回紹介した作品を読んでみてください。
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