環境や状況によって人の心理は変わってくる?普段の生活に役立つ心理学

2019_0913 サムネ 心理学

人の心理は環境によって変化していくことがわかっています。

家で作業するよりカフェや図書館のほうが捗る、苦手な人が近くにいると気分が落ち込んだりイライラする、新しい家に引っ越すとモチベーションが上がってくる、といった経験は誰しもがあるのではないでしょうか。

環境によって心が変化していくことを知っておけば、仕事や恋愛だけでなく実生活にも存分に活かすことができます。

今回は、環境の変化によってどのように人の心が変わっていくのかを紹介していきます。

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人は環境の変化で心も変わる生き物

環境の変化と題しましたが、おそらくほとんどの人が少なからず環境の変化を体験しているはずです。

昨日とまったく同じ時間に起きて、同じように行動して、同じ人と話して、同じ時間に寝る、といった人はまずいないでしょう。

僕たちは、小さいながらも毎日環境が変化しているのです。

大きな環境の変化であればあるほど目に見えて心の変化を感じ取ることは間違いありませんが、それでも人間はちょっとした環境の変化でも自身の心の変化を体現することができます。

会議で影響力を出すには?

どうしても失敗できない大切な会議、そんな時は自分の意見を何としても通したいと思うでしょう。

自分の意見を通すにはなるべく影響力を強く持ちたいものです。

実は、会議というのは始まる前から始まっています。言葉にすると意味がわかりませんが、会議で影響力を強く出すには座る席が大事になってきます。

会議で主導権を握りたいのなら、座る席は誕生日席一択です。

また、よりスムーズに会議を進めるのであれば「バンドワゴン効果」を用いるのもいいでしょう。

バンドワゴン効果は、多勢の方に乗っかりやすい人間の心理を利用し反対意見を出しにくくさせます。

「みんなが良いと言ってるからおそらく正しいだろう」と考えたことがある人もたくさんいるのではないでしょうか。

ドキドキさせることで恋に落ちやすくさせる?

「吊り橋効果」という言葉をご存知でしょうか?

揺れる吊り橋で恐怖心を共有することで、ドキドキする感情を帰属錯誤して恋愛感情を持ってしまう現象のことです。

これが丈夫で頑丈な橋の上だったら結果が大きく異なります。

人は恋愛面においても、環境によって心が変化していくのです。

部屋の明るさで感じ方が変わる?

ある心理実験で、部屋の明るさが明るい場合と暗い場合、どちらのほうが異性とより親密になれるのかという検証が行われました。ちなみに対面する人たちはお互いに見ず知らずの人たちです。

結果は、部屋が暗い時は30分ほどで会話がなくなり、触れ合ったり抱きしめ合ったりといった行動に出る人もちらほらいたそうです。

ここぞというデートの時は、暗めの雰囲気のカフェやレストランなどを選択すれば成功率が上がるかもしれません。

心理学を利用してよりよい良い対人関係を築こう

環境の変化による人の心理の変化を紹介してきました。

環境で人の心が変わることを知っておけば、日常生活のさまざまなシチュエーションに役立てることができます。

自身がその場その場でどういった影響を与えたいのか、どうすれば思い通りになるのかをきちんと考えて、その環境に適した心理学を応用していきましょう。